フォレスト・ガンプ一期一会 [映画さくいん(ハ行)]
Amazon.co.jp
トム・ハンクスは純粋な役を演じるのがとても上手い。「ビッグ」然り。この作品然り。
知的に発達がゆっくりなガンプを中心に、ビートルズ・ブーム、ベトナム戦争、ケネディ大統領など、アメリカの歴史を駆け足でめぐりながらストーリーが展開していく。
ピュアな心で周りを魅了し、次々と成功をおさめていくガンプ。
しかしそれは望んで手に入れたものではなく、ほんとうに望んでいたものは幼い頃から、たったひとりの女性の心だった・・・・。
一途に思い続けるガンプの姿に胸を打たれます。
ガンプのセリフに「人生はチョコレートボックスのようなもの。開けるまで何が起きるかわからない」
というのがあります。
なんと前向きな言葉なんでしょう。
チョコレートボックスを開ける時の気分って・・・・?ワクワクしますよね。私も人生をビクビクではなくそんな風にとらえられたらいいなぁと思います。
結末はちょっと悲しいけれど、希望となるガンプの息子にはちっちゃいハーレイ・ジョエル・オスメント君が扮しています。
ベトナム戦争で片足を失いながらも、ガンプに助けられるゲーリー・シニーズとの友情も感動的。
映画の醍醐味が存分に味わえる一本。
ヘアスプレー [映画さくいん(ハ行)]
内容(「Oricon」データベースより)
ビッグなボディの女の子が憧れの男の子と一緒に踊りたいという夢を叶えるシンデレラストーリーで、
一見ノーテンキなミュージカル映画かと思いきや、実は人種差別というテーマが軸になってます。
さほど遠い昔ではない60年代に、こんなあからさまな差別があったとは驚きでした。(白人と黒人が一緒に踊れないとか)
主人公の女の子がとーってもパワフル。ダンスの上手な黒人の男の子と知り合いになり、白人と黒人が一緒に踊ったりして楽しめないのはおかしいとTV局に抗議デモをかけたり。
この映画では主人公は太った女の子、母親は女装姿のジョン・トラボルタ(必見!)、そして黒人との交流というのを通して、体型や肌の色、性別その他見た目の相違への差別に対するメッセージが強く伝わってきます。
「自分と違うもの」を受け入れることの大切さ、自然のままでいることの素晴らしさなどを、とっても元気な歌やダンスを通して伝えてくれるとても良い作品だと思います。
観終わった後元気になれる映画。ジョン・トラボルタが最高
ペギー・スーの結婚 [映画さくいん(ハ行)]
【ストーリー】
25年前に高校を卒業したペギー・スーは当時ステディであったチャーリーと卒業後すぐに結婚。しかし、彼の浮気が原因で今は別居生活を送っている。そんな折に開催された高校の同窓会に出席した彼女は、旧友に囲まれ懐かしい青春の日々の思い出に気持ちを昂ぶらせ、興奮のあまり突然昏倒してしまう。そして気が付くと、なんと身も心も25年前の高校時代へと戻っていたのであった!過去に戻ったことを知った彼女は失われた青春をもう一度謳歌しようとするのだが…。巨匠フランシス・F・コッポラとキャスリン・ターナーが奏でる心やさしいファンタスティック・ラブストーリー!
外見はそのまま高校時代に戻ってしまう無理のある設定だが面白かった。
誰にでももう一度青春時代をやり直せたら。。なんて思いはあるのではないか。
もしやり直せたら何をしたいか、真っ先に浮かぶこともあるだろう。
同窓会に出かけて25年前の高校時代に戻るペギー・スー(キャスリン・ターナー)。
そこには未来の科学者や気になっていた青年、そして現在別居中の未来の夫(ニコラス・ケイジ)もいて・・・。
ペギーが過去に帰り再び夫の自分への愛情を確認し、また彼を伴侶として選んでしまうという展開は
予想通りながらも、連れ合いとすれ違いの生活になった時に、出会った頃の「好き」という気持ちだけで一緒にいられた頃を思い出すのは大切なことかもしれない。
ブレイク前の若いニコラス・ケイジ。
チョイ役だが売れる前のジム・キャリーなんかも出ていて、ペギーの娘役にはなんとヘレン・ハント
昔の映画はのちに有名になる人も発見できて楽しい。
髪型や服も時代を感じさせる一本。
ペイフォワード [映画さくいん(ハ行)]
11歳の少年トレバーは、社会科の授業中、担任のシモネット先生から「もし君たちが世界を変えたいと思ったら、何をする?」と問い掛けられる。悩んだ末にトレバーはあるアイデアを思いつく。それは"ペイ・フォワード"。他人から受けた厚意をその人に返すのではなく、まわりにいる別の人へと贈っていく…という奇想天外なアイデアだった。やがて、少年の考えたユニークなアイデアが広がり、心に傷を負った大人たちの心を癒していく…。
ヘレン・ハント作品をもうひとつ。
ハーレイ・ジョエルオスメントくんが純粋で一途な少年を演じています。
他人に優しくされたら、自分もそれを他人に返す。それを続けていけば世界はよりよいものになって
いくのでは、と考えた少年は「ペイ・フォワード」をまわりにも広めていくのですが、それは思わぬ
事件も呼び起こしてしまいます。
ちょっと悲しい後味の悪さは残りますが、ヘレン・ハントの優しさのにじみ出る演技も魅力的。
それから、この映画で特に気に入ってるのがケビン・スペイシー。
ちょっとミステリアスな謎の多いイメージのある彼ですが、この映画では、コンプレックスがあり
なかなか女性やまわりの人間に心をひらけないところが母性本能をくすぐられます。
はにかみながらヘレン・ハントと心を交わしていく様子は実に魅力的。
ハッピーエンドとはいえない映画ですが、最後にこの二人がトレバー少年のもたらしたアイデアの
一番の理解者になってくれそうな希望をもたらしてくれます。
「ペイ・フォーワード」。
すてきな考えです。私も心がけたいです。
ハート・オブ・ウーマン [映画さくいん(ハ行)]
ちょっと最近、重松清とマット出演作ばかりと偏ってしまっていたので、ラブコメ映画をひとつご紹介。
内容(「Oricon」データベースより)
ホリディ [映画さくいん(ハ行)]
ストーリー:ハリウッドで映画の予告製作会社を経営するリッチなアマンダと、ロンドン郊外に住む新聞記者のアイリスが意気投合し、おたがいの家を貸し借りすることに。恋の傷を癒したいふたりは、別天地で気分転換。アマンダはアイリスの兄と、アイリスは映画音楽作曲家とイイ仲になっていく。
なんだかムダに長くて疲れたっす
映画館で観なくて良かった。
キャメロンは好きだけど、この映画では老けたなーという印象。
かつてのキュートなキャメロンの面影を探したんですけど無理でした。。。
逆にケイト・ウィンスレットはどんどんいい女優さんになっていってる。
生き方に自信をもっているのか、内面の美しさが表れていて、すごくきれいになったと思う。
これからますます楽しみな女優さんです。
作品そのものに関してはあまりありません。。
30代も後半になると、恋愛とかロマンチックなものには「けっ」って白けてしまう自分がいて(笑)
恋愛ものでキュンとしてみたいと思っても現実にはなかなかそういう作品には逢ってないです。
この手の映画も若いときならそれなりに楽しめたのかもしれないけれど、
この年になるともうちょっとリアリティや共感が欲しい。
「恋愛適齢期」は良かった。
「ストーリー・オブ・ラブ」も好きです。
この2つは共感する部分があったからです。
私の中ではイケメンはいりません。
ホリディの場合ジュード・ロウがイケメンすぎるし・・・・
彼に罪はないのですが。
その点、ジャック・ブラックがいい味だしてました。こういう人がいる映画がいいんです。
恋愛には。
とにかくこれだけ長くする必要があるのか疑問。
超平凡な平坦なストーリーでした。
フライトプラン [映画さくいん(ハ行)]
ホテル・ルワンダ [映画さくいん(ハ行)]
内容(「Oricon」データベースより)
愛する家族を守りたいという想いをきっかけに、1200人もの命を救った一人の男の実話を映画化した感動のヒューマン・ドラマ。1994年、長年続いていた内戦が終結し、ようやく平和が訪れようとしていたルワンダ。しかしある夜、大統領が何者かによって暗殺され、大統領派は対立勢力による犯行として、報復の大虐殺が始まる…。
随分前に観たのだが、何を書いてよいか分からなくて放置してしまった。
とても引き込まれる見ごたえある作品には違いないのだが、
実話ということで「良かった」という感想で終わりにしてよいのか悩んでしまったのだ。
黒人という人種が差別されることは知っているが、黒人の中でも種族の違いで争いがあるなんて
考えてなかった。
とても馬鹿馬鹿しいことだとさえ思ってしまうのだが、当の本人たちはアイデンティティーを賭けて
闘う。虐殺の嵐。
普通に家族と生活するという当たり前の生活が脅かされる。
主人公は差別する側の種族だが、妻は差別される側の種族であったことから、
彼の苦悩がはじまる。
彼ははじめ、家族さえ救えればいいと思っていたが最終的に多くの命を救うことになる。
救いたくて救ったというよりは成り行き上仕方なくといった感じだが、それでもやったことは
命がけで、やろうと思っても出来ることではない。
白人からみればまったく違いが分からない種族間の争い。
世界的なニュースになっても「大変だね・・・気の毒に・・・」とは思っても
そのまま一瞬で忘れ去られてしまう現実。
私もその一人だ。
こんなことがあったことすら恥ずかしながら覚えていない。
世界中のいたるところで起こってるであろう理不尽な虐殺、争い。。。
普段平和ぼけしてる生活では現実として実感することはない。
でも、こうして映画を観て感じたことを忘れずにいたい。
ドン・チードルの演技は素晴らしかった。
「フル・モンティ」 [映画さくいん(ハ行)]
以前から観たかった作品。
チョ~楽しかった
笑えて、笑えて、時にジーンときて・・・大好きな一作になりました
:イギリス北部の町シェフィールド。6か月も失業していた絶望的な金欠男6人が、なんと「裸で金を稼ぐ」ことを思いつく。「フル・モンティ(すっぽんぽん)」で明るい未来をつかむことは、果たして可能か…?
息子から「少しは父親らしくしたら?」と諭されるパツイチ・パパ。ベッドでアレができなくなったと落ち込んでいる太りすぎ男。妻に失業したと言えない上司などなど、さえない素人集団が女たちの気を引こうとする。失業という暗い話題を逆手にとって、思いっきり笑うことで活力を生みだす不思議なコメディー。『トレイン・スポッティング』のロバート・カーライル、『司祭』のトム・ウィルキンソンら、イギリス映画・演劇界の俳優たちが、個性豊かなキャラクターを生き生きと演じている。監督は新鋭ピーター・カッタネオ。(アルジオン北村)
決してかっこいいとはいえないオジサン(おじいさん?もいたりする)達が、ストリップで金を稼ごうと
する設定からして奇抜。
オジサンの裸など見たくな~い・・と思いつつ、このメンバー、みんな愛すべきオジサンたちなのだ。
家族のために、息子のために、妻のために・・・・・理由はそれぞれあれど、まったくの素人が、
ダンスのビデオを見ながら練習し、紆余曲折を経て無事(?)ストリップの舞台に立つ姿は
感動すらおぼえた。
大真面目にすっぽんぽんになる姿はほんとおかしくも哀しい。
そして、ところどころに笑いがちりばめられていてとてもセンスがいい。
ラストの「帽子を取らないで~」の歌詞が効いてる。
ちょっぴり落ち込んだときに観るといいかも。
元気になれます
ボーン・アルティメイタム観ました♪ [映画さくいん(ハ行)]
試写会、鑑賞券、応募するも全滅でしたので、やっと映画の日初回観て来ました♪
ほんとなら今頃3回目くらいのはずだったのですが・・・。
マット・ディモンのヒットシリーズ第三弾です。
:ストーリー CIAの極秘プロジェクト「トレッド・ストーン計画」によって、暗殺のスペシャリストに
鍛え上げられたジェイソン・ボーン。記憶を失い、自分が何者かを探すためにボーンはモスクワを
さまよっていた・・・・。パリ、イギリス、スペイン、モロッコ、そして最終目的地、ニューヨークまでの
ボーンの死闘を描く。
期待を裏切らずとっても楽しめました~正直いって、前作「ボーン・スプレマシー」は退屈だったんです。アクションは、多かったですけれども、内容がないような気がしてて・・・・。
でもこの「ボーン・アルティメイタム」でやっとつながり、前作も意味のあるものだったんだと
思えるようになりました。途中までは前作のラストシーンまでの間の出来事ですし。
パメラ・ランディ役のジョアン・アレンが前作より老けてるのが少し、気になりましたが、実際は3年経過してるし、仕方ないですね。
とにかく撮り方がクールです。技術的なことはよくわかりませんが、カット割?もしゃれてるし、
終わり方がイイ。マットは来日会見で、リップサービスなのか、続編の可能性も匂わせていましたが、
私はこれで終われば最高だと思いました。センスのいい終わり方だと思います。ニッキーの笑みもいい。
今回は悪役(?)陣も魅力的だったと思います。CIA対テロ極秘調査局長役のデヴィッド・
ストラザーンに大人の男の色気を感じました。
最初はマットがアクションなんて・・・・って思ってましたが、このボーンシリーズに限っては
実際にも明晰な頭脳をもつ彼だからこそハマッた役柄で、今ではジェイソン・ボーンは
マットしか考えられません
スミマセン、べた褒めで^^
ただしひとつ注文をつけるなら・・・・
中盤だんだんボーンが「ダイ・ハード」のジョン・マクレーンに見えてきてしまって
「フツー死ぬでしょ!?」ってつっこみたくなってしまいました・・・・。
そして、ボーンが闘う相手がかなり若くなっていて、どうしてもボーンより強そうにみえてしまう。
続編が出来たら、ボーンが敵と闘って勝つことにかなり無理がでそう。
なので、ほんとに今回で完結してほしいです。
ともあれ、このシリーズの大ヒットで、マットの知名度があがったこと、
日本でもファンが増えたであろうことは、ずっとずっと応援してきたファンとして
とても嬉しいことです。
あと何回観に行けるかしら・・・・
初めてこのシリーズをご鑑賞される方は、DVDで過去作品2作を観ておいたほうが
良いと思います。