モンタナの風に抱かれて [映画さくいん(マ行)]
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ロバート・レッドフォード監督作を続けてもう一本。
これは主演もロバート・レッドフォードです。
彼の作品の特徴でもあるとても美しい映像が堪能できます。
物語もゆったりとしていて詩的。自分も大自然の中にいるかのような気分にさせられます。
ストーリーに特に印象的なところはないのですが、映像の美しさは物語を引き立てる役割を担っているのだと感じました。
この作品でスカーレット・ヨハンソンがまだあどけなさの残る娘を演じているのですが、乗馬中の事故で片足を失い、すっかり傷心で心を閉ざしてしまった少女がだんだん馬と自然に癒されていく・・・という難しい役どころを好演しています。
その後の活躍を予感させる見事な存在感で、それだけでも見る価値あり。です^^(長いけどね・・・170分。)
舞妓Haaaan!! [映画さくいん(マ行)]
クドカン、オリジナル作品。
とっても個性的なので、彼の作品は好みが分かれると思う。
私は、結構好きなんで、この作品も楽しめました。
一体、彼の頭の中はどうなっているのか・・・・
そんな好奇心も沸いてきます。
ストーリー:舞妓しか愛せない、インスタントラーメン会社に勤めるサラリーマンが、その趣味を究極に追求し、
仕事も、恋も成功させてしまう奇想天外な物語。(とっても簡単ですみません)
とにかく阿部サダヲのテンションが終始高い!
すっごく疲れます
前半、宝塚風のミュージカルまである。どーなってるの!?
って思ってたら、一応ちゃんとストーリーがあって、最後はハッピーエンド。っていう娯楽の見本みたいな作品です。
でもこの映画の成功は、脚本はもちろんですが、
芸達者な出演陣のおかげ。
コメディって簡単そうにやってるけれど、お笑い芸人じゃあるまいし、
笑わせようと思ってやる演技ってかなり難易度高いと思うんです。
伊東四郎や、堤真一、京野ことみ、みんなうまいです。
ジャパンには(何故か英語)
こんな素敵な文化があるんですよね~京都にまた行きたくなりました。
一度ご覧あれ。楽しいよ。疲れるけれどね。
マーサの幸せレシピ [映画さくいん(マ行)]
1年くらい前にTVでやっていて何気なく観たらとってもよい作品で、
お気に入りの1作に入りました。ドイツ映画です。
:人付き合いに無関心な女性シェフが、周りの人間との触れ合いの大切さに気付いていくハートフルドラマ。最高の腕を持つ反面、人との関わりを軽視する料理店シェフ・マーサは、ある日事故で死んだ姉の娘を引き取ることに…。
前にも書きましたが、子どもが出る映画に弱いんです
引き取った姪っ子ははじめマーサに反発し、だんだん打ち解けていくという
たとえ分かりきった展開でも。
仕事はバリバリでも、人付き合いは苦手で、誤解されやすいタイプのマーサに
昔からクール(悪く言えば可愛げない?)と言われてる自分と重ね合わせたりして。
そしてやけに明るいライバルのイタリア系料理人とのロマンスとか、地味ながらいろんな
エピソードがちりばめられていて、
自分の生き方や、人生観、愛情というもの、考えさせられます。
来週BSでまた放映されるようです。ハリウッドでキャサリン・ゼタ・ジョーンズ主演で公開予定の
「幸せレシピ」はこの映画のリメイクですよね?名前が違うだけで、ストーリー観たら同じよう
でしたので・・・。あんまり有名人が演じるとつまらないかも・・・・。
でも一応どんな出来か楽しみにしています♪
もしも昨日が選べたら [映画さくいん(マ行)]
名探偵コナン 劇場版 抜粋 [映画さくいん(マ行)]
劇場版は全て観てます、実は(*^_^*)
最新作はまだなんですが。
今年で11作目ですか。
最初の頃のが比較的印象深いですがしいて一番好きなのをあげるなら
「天国へのカウントダウン」、「世紀末の魔術師」あたりかしら。
あっ、「14番目の標的」も好きです♪
どれも質の高い、アニメといえど侮れない見応えのある作品。
「ムトゥ 踊るマハラジャ」 [映画さくいん(マ行)]
チャップリン「街の灯」 [映画さくいん(マ行)]
チャーリー扮する浮浪者は盲目の花売りに恋をする。
この浮浪者をいろんな偶然から富豪の紳士と勘違いする娘。
浮浪者は涙ぐましい努力を重ね、富豪を演じ、娘に必死で尽くしていく。
チャーリーの姿はこっけいで切ない。以下ネタバレ
なんといってもラストが圧巻。
手術を受け目が見えるようになった娘の前に現れる汚らしい
哀れな浮浪者の姿が。
最初は怪訝に思う娘だが小銭を恵もうとその手をとった瞬間気付く。
「あなたでしたの・・・・」
その時のチャーリーのはにかむ顔が忘れられない。
貧しくて汚らしい身なりをしていても心はイギリス紳士である誇りが
感じられる浮浪者キャラ。
自身の人生経験に基づきこの人物を生み出したチャップリンは
やはり天才です。
オマケ
チャップリンが監督・脚本・主演・音楽を1人でこなすのはあまりに有名です。
わたしはチャップリンの音楽も大好き。素人とは思えません。
この映画音楽はもちろん、「スマイル」(モダンタイムス)
「エターナリー」(ライムライト)などはジョンウイリアムズも顔負けの
素晴らしい音楽だと思う。
めぐみ 引き裂かれた家族の30年 [映画さくいん(マ行)]
はぁ・・・胸がいっぱいになりました・・・
本日初日の「めぐみ 引き裂かれた家族の30年」を観てきました。
地元ではやってなかったので少し足を延ばして渋谷まで。
初日ということで横田ご夫妻と増元氏が舞台挨拶にいらっしゃいました。
2回目の回だったのですが席は満席でした。
後でニュースで知りましたが1回目も9時半からだというのに
満席だったそうです。沢山の方が関心を寄せている問題だと感じました。
映画はドキュメンタリーで大変よく出来ている作品(作品と言っていいのか)
だと思います。長い間ずっとずっと家族を取り戻すためになんの手がかりも
ないところから必死で頑張ってこられた拉致被害者のご家族の姿が
そこにありました。
テレビで大きく取り上げられるようになってからのことは記憶に新しいですが、
それよりもずっとずっと前から政府に働きかけていたことはこの映画を
見るまでよく知りませんでした。
大切な家族が、全く突然姿を消し、それまでの日常が、そしてその後の
暮らしが180度変わってしまう。本人も家族も。
ほんとに理不尽で許せない。
抱きしめてあげたい時にその娘がいないことは
どんなに切ないことでしょう。
どれだけあの暗い国でつらい思いをしたか。
ご両親の気持ちを思うと本当に苦しいです。
映画の冒頭では病床で「るみ子」と呼びかける父増元さんの映像が
写りますが、これがグッと胸きてしまい、哀しかったです(お父様は
その後他界)。
でも映画館では涙を流していらっしゃる方もたくさんいて、外国の方も
結構来ていて、関心はかなり高まっていると感じました。
たくさんの方がこの映画を観ることもまた世論を高めることにつながる
と思うので大勢のひとに映画館に足を運んでほしいなと思います。
わたしたちに出来ることは今はそれぐらいだから・・・
それが拉致被害者のご家族の力になると信じます。
横田滋さん、だいぶお疲れのように見えました。
30年の月日、あまりに長すぎます。
どうか一日も早く家族で笑い合える日がきますように。
めぐみさん生きていて。家族と再会できますように。
心から祈りたい気持ちです。