「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」 [映画さくいん(カ行)]
愛を知ること、信じること、言葉にするとなんだか気恥ずかしいけれど、
それはイコール生きる意味を知ること・・・
そんなことを感じる作品。
もっとも好きな映画の1つだ。
マット・ディモン演じるウィル・ハンティングは孤児で虐待を受けて
育ってきた孤独な青年。
しかし並外れた頭脳の持ち主でもある。
天才でありながら孤独で心に傷を負っているウィルは、
母性の強いハーバード女子大生(ミニー・ドライバー)と出会う。
しかし心にトラウマを抱えるが故、素直に向き合えず、
距離をおいてしまう。
セラピストのショーン(ロビン・ウィリアムズ)のカウンセリングをうける
ことによって頑なだったウィルの心がほぐれ、道が開かれていく・・・
愛を知り、心から信頼できる人との出会いが人にとってどれだけ
意味をもたらすか。
人生をどれだけ豊かにするか。
それがどれだけ大切なことか。
この映画は教えてくれました。
ラストシーン。
まっすぐに続く道をウィルの乗った車が走る。
道はずっと続いている。
困難なこともあるだろう。
でもこれからウィルがどうなっていくのかいろいろ想像するのも楽しい。
音楽とともに余韻が残るラストで好き。
「あなたにめぐりあえてほんとうによかった
ひとりでもいい こころから
そういってくれるひとがあれば」
みつを
相田みつをさんのこの詩が浮かんでくる。
この映画はそんな映画だ。
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