「陽のあたる教室」 [映画さくいん(ハ行)]
オットと感動のツボが違う私が唯一2人で「良かった」
と思えた映画がコレです。
ずっと忘れていたのですが、先日他の方のレビューを拝見して思い出しました。
作曲家志望のホランドは生活のため、決して本意ではなかった
高校の教師になる。
淡い恋、家族との愛、教え子とのかかわりを通してホランドは
成長し、長い教師生活をまっとうする・・・
そして退職の日に生徒たちがくれたプレゼントとは・・・?
期待の息子が実は聴覚に障害があると知り、愕然とするホランド。
この息子の存在が第一の見所
そしてラストの演奏シーンはとてもいいです。
ホランドは大作曲家にはなれなかったけれど、沢山の「作品」
を残した。
自作のシンフォニーを彼らの「作品」である生徒たちが
演奏し、そのかたわらにはまた彼の「作品」である息子が。
出演陣も比較的地味なうえストーリーも大きな盛り上がりや起伏が
あるわけではありませんが、1人の音楽教師の半生を
丁寧なエピソードで描きながら長い年月を追っていくことで
じんわりとゆるやかな感動が押し寄せます・・・。
何故に廉価版がないのだろう。とってもいい作品なのに・・・・
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