ホテル・ルワンダ [映画さくいん(ハ行)]
内容(「Oricon」データベースより)
愛する家族を守りたいという想いをきっかけに、1200人もの命を救った一人の男の実話を映画化した感動のヒューマン・ドラマ。1994年、長年続いていた内戦が終結し、ようやく平和が訪れようとしていたルワンダ。しかしある夜、大統領が何者かによって暗殺され、大統領派は対立勢力による犯行として、報復の大虐殺が始まる…。
随分前に観たのだが、何を書いてよいか分からなくて放置してしまった。
とても引き込まれる見ごたえある作品には違いないのだが、
実話ということで「良かった」という感想で終わりにしてよいのか悩んでしまったのだ。
黒人という人種が差別されることは知っているが、黒人の中でも種族の違いで争いがあるなんて
考えてなかった。
とても馬鹿馬鹿しいことだとさえ思ってしまうのだが、当の本人たちはアイデンティティーを賭けて
闘う。虐殺の嵐。
普通に家族と生活するという当たり前の生活が脅かされる。
主人公は差別する側の種族だが、妻は差別される側の種族であったことから、
彼の苦悩がはじまる。
彼ははじめ、家族さえ救えればいいと思っていたが最終的に多くの命を救うことになる。
救いたくて救ったというよりは成り行き上仕方なくといった感じだが、それでもやったことは
命がけで、やろうと思っても出来ることではない。
白人からみればまったく違いが分からない種族間の争い。
世界的なニュースになっても「大変だね・・・気の毒に・・・」とは思っても
そのまま一瞬で忘れ去られてしまう現実。
私もその一人だ。
こんなことがあったことすら恥ずかしながら覚えていない。
世界中のいたるところで起こってるであろう理不尽な虐殺、争い。。。
普段平和ぼけしてる生活では現実として実感することはない。
でも、こうして映画を観て感じたことを忘れずにいたい。
ドン・チードルの演技は素晴らしかった。
ドン・チードルはホンモノでしたね。
オーシャンズの彼もいいけど、こういうシリアスな芝居も見事だと思います。
そして、この映画を忘れないように出来るといいですね。
by ken (2008-02-13 20:47)
kenさん、コメントありがとうございます。
実はこの記事を書いてから、kenさんのところへ行きまして、kenさんのこの作品についての素晴らしい記事を読みまして、、、自分のを削除しようかと思ったくらい恥ずかしかったです^^
ドン・チードルはコミカルな役のイメージが強いですけど、「クラッシュ」やこの作品のようなシリアスな演技も出来るんですね。最近活躍してるのもきっと実力が認められてきたのですね。
by ノリ (2008-02-14 11:29)
遅ればせながらniceに1票を投じさせていただきました。
この映画は日本で公開予定がなかったのを、SNS上での誘致運動の呼びかけにより多くの映画ファンの賛同を得て、公開が決まったものです。
by Sanchai (2008-03-01 03:49)
Sanchaiさん、こんにちは。nice!ありがとうございます☆
この映画、当初公開予定がなかったのですね。はじめて知りました。
とてもよい作品だと思うので、公開されてよかったです。
by ノリ (2008-03-02 16:00)