フォレスト・ガンプ一期一会 [映画さくいん(ハ行)]
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IQが人並みほどもないにもかかわらず、母親の献身的な愛情と、そして運命がもたらす不可思議な力によって、時代の英雄として歴史をかけめぐっていく青年フォレスト・ガンプの生きざまを描いた、ロバート・ゼメキス監督による大河ヒューマン映画の傑作。戦後アメリカの風俗映画としてとらえても秀逸で、1950年代から80年代にかけてのヒットナンバーに彩られながら、アメリカがその期間に体験したさまざまな事柄が、たとえばガンプが本物のケネディ大統領と握手するなど、巧みな視覚効果によって描かれていく。
トム・ハンクスは純粋な役を演じるのがとても上手い。「ビッグ」然り。この作品然り。
知的に発達がゆっくりなガンプを中心に、ビートルズ・ブーム、ベトナム戦争、ケネディ大統領など、アメリカの歴史を駆け足でめぐりながらストーリーが展開していく。
ピュアな心で周りを魅了し、次々と成功をおさめていくガンプ。
しかしそれは望んで手に入れたものではなく、ほんとうに望んでいたものは幼い頃から、たったひとりの女性の心だった・・・・。
一途に思い続けるガンプの姿に胸を打たれます。
ガンプのセリフに「人生はチョコレートボックスのようなもの。開けるまで何が起きるかわからない」
というのがあります。
なんと前向きな言葉なんでしょう。
チョコレートボックスを開ける時の気分って・・・・?ワクワクしますよね。私も人生をビクビクではなくそんな風にとらえられたらいいなぁと思います。
結末はちょっと悲しいけれど、希望となるガンプの息子にはちっちゃいハーレイ・ジョエル・オスメント君が扮しています。
ベトナム戦争で片足を失いながらも、ガンプに助けられるゲーリー・シニーズとの友情も感動的。
映画の醍醐味が存分に味わえる一本。
2010-08-09 16:57
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