「リプリー」 [映画さくいん(ラ行)]
ふー、やっと新学期・・・ヤレヤレ。
思えば春休み中一回も更新できなかった(T_T)ずっと娘がまとわりついてて・・・
で、久々映画感想は「リプリー」。
これは好き嫌いの分かれる作品だと思う。
ご存知「太陽がいっぱい」(アラン・ドロン主演)のリメイク。
かくいう私もきもちわるいマットなんて観たくない!!と、なかなか観られずにいました。
公開当時、ジュード・ロウの美しさばかりが騒がれたのも面白くなかった。
顔だけいい男には興味はないので。
昨年BSでやっていたのでやっと観る。
前置きはこのくらいにして・・・
ストーリー:貧しい青年リプリー(マット・ディモン)はピアノ伴奏に雇われた上流階級の集うパーティで、
造船業界の大物グリーンリーフから、イタリアへ行ったまま帰らない放浪息子ディッキー(ジュード・ロウ)
を連れ戻すよう依頼される。
だが、出向いたナポリで目にしたディッキーの暮らしはリプリーの考える夢の人生そのものだった。
憧れと強い羨望でリプリーは次第に正気を失っていく・・・(FLiX 2000年 6月号より)
まず驚いたのは意外と入り込めたこと。
登場人物たちが人気俳優だったのであまり演技に期待してなかったのですが、マットはもちろん
、ジュード・ロウ、グゥイネス・パルトロウ、フィリップ・シーモア・ホフマン、ケイト・ブランシェット・・
皆ハマリ役でした。
特にフィリップ・シーモア・ホフマンはリプリーにいちはやく胡散臭さを感じていろいろイヤミを言ってくる
いわばちょい役に過ぎないのですが、印象は強烈でした。嫌な表情させたらうまいですよね~
この映画はやはり、美男だったアラン・ドロンのイメージが強いのか(観てませんが)、
マットが演じることでかなり拒否反応を示した方も多いと察します。
でも私は原作とは別物と感じたので別に、リプリーが美男じゃなくてもいいと思いましたよ。
リプリーの異常さ、同性愛傾向、偏執的傾向、病的な感じはオリジナルっぽいし、
なかなか見応えありました。後味は確かによくないですが・・・あの終わり方は正直、どうなの?って思いましたが・・・
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