「レインメーカー」 [映画さくいん(ラ行)]
ベストセラー作家ジョン・グリシャム原作の法廷もの。
監督はフランシス・フォード・コッポラ。
若き新人弁護士を演じるマット・ディモンが初々しい。
脇はジョン・ボイト、ダニー・デービート、ミッキー・ロークなど
ベテランぞろいで安心して観られます。
弁護士の仕事への情熱を持ったルーディ(マット・ディモン)は、
保険会社を相手取った訴訟を担当することになり、その過程で
自身も成長を遂げていく・・・
ストーリーは笑える場面などほとんどなく、シリアスです。
弱者が虐げられ、色々と悔しい思いをさせられるのは、
観ていて腹立たしくなってしまいます。
唯一笑える(?)のは80年代の2枚目スターミッキー・ローク。
悪徳弁護士を演じてますがこの役ハマリ過ぎ!
すっかり悪人顔だし、若かりし日を知っていると誰だかわからないかも・・・
あんまり好みじゃないけどクレア・ディンズもDVの被害者で
守ってあげたくなる繊細な女性ケリー役をほとんどすっぴんに
近い顔で上手く演じています。
そして・・ひたむき、繊細、知的な役をやらせたら右に出るものなしの
(かなりひいきかな)マット・ディモンが新人弁護士らしい初々しい
演技を見せてくれます。
マットはこの役の成功から出世作「グッド・ウィル・ハンティング」へと
向かいます。
正直、「依頼人」「評決のとき」の方が見応えありますけど、
好きな人が出てる映画は格別なのです。
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